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LEVI'S 506xx '22 |
このJKは渋谷の古着屋さんで購入したんだけど、当時何度か下見&試着して買おうと決めた日に偶然通りかかった別のショップでニューボストンのDEAD
に出会い購入が遅れてしまいました。その後やっとお金を貯め直してその店に行ったんですが、何と今度はいつものラックからなくなっているではありませんか!その間も
チョコチョコ見に行ってたのに何故かその日だけない。念の為店の人に聞くとキムタクに衣装として貸していて本人がそのまま買い取らなければ戻ってくるとの事でした。その間かなり
ドキドキさせられましたがしばらく待たされてやっと戻ってきて手に入れた思い出の品です。
さてこの1stですが、一見何の変哲もない普通の1stに見えるでしょうがちょっと違うんです。その理由は置いといて、まぁその前にまず簡単な 506xxの見分け方についてご説明しましょう。1stの年代分けで一番見やすいディティールは、501xxの大戦前同様シンチのバックルの形状です。昔はそこまで年代分けをしているショップも少なかったのですが、今のショップは針タイプ(戦前)かそうでないか(戦後)位はどこも分け始めています。戦後すぐの501xxは俗に言う大戦モデルが終了し、バックポケットのアーキュエイトステッチもペンキから刺繍に戻り、ボタンやリベット省略なども現状
に戻った状態でした。丁度その頃ジャケットの方も戦中針シンチこそ省かれなかったものの、ボタンの数やポケットフラップなど省かれていたディティールが復活し、戦前の形とほぼ同形な506xxを再販し始めたのです。 |
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この生地の山折りを補強している四角く縫ったステッチがやけに小さく、ポケットに赤タブがないのが特徴。 |
初期のものに多いまだ滑り止めも付いていない頃のシンチ。
このタイプのシンチが付いている1stだけでも探すと少ない。 |
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その大きく形を戻した頃考えられるディティールの変換がシンチの針がボディを傷つける事から針シンチを無くしたタイプに変える事でした。実際針なしのシンチが付いている501xxを見ない事と大戦モデルの1stが針シンチを付けているものが多い事からその事が言えます。この様に逆をかえせば、ディティールの変換等からしっかり時代分けがすでに確立している501xxのシンチの形状をチェックすれば大体506xxのシン
チの形で時代が分かってくる事が分かります。段々話が難しくなってきましたが話を元に戻します。この506xxのシンチの形状をご覧ください。シンチにはやすり状の滑り止めのない針シンチが付いています。これは501xxに例えると大戦前のシンチが付いてる時代に作られたものによく装着されているディティールです。シンチがなくなるのが1944年頃?なのでそれ以前に作られたものと推測されます。さらにこの1stには赤タブが付いていません。赤タブが付くのが1936年?なので、さらにそれ以前という可能性も見えてきます。この時代の1stはどこのお店に行っても中々ないタイプなのですが、今まで自分はこれを含めて4枚見たことがあります。その4枚共にいえるディティールなのですが、普通の1stと比べてフロントボタン横のプリーツのステッチで描いている補強ステッチの四角の形が異常に小さいのです。多分着ている内に補強をほつれにくくする為、後に大きくマイナーチェンジしたのでしょう。現存数が少ない上、お店側も未だにそこまで時代分けをしてないショップが多いので、是非見つけて通常の1stと同じ値段なら買ってしまう事をお勧めします。それは501xxに例えるとサスペンダーボタンや剥き出しリベットの時代の506xxなのですから。ちなみにこれ以前のディティールになると内側の腰回りにミミがあるそうです。自分は見たことありませんが。ジージャンの革パッチは年代と共にビーフジャーキー化して激しく縮むので完品で付いているものは中々ないのです。このジージャンは原宿の某ショップで購入したのですが、なんともいえないこのパッチの柔らかさに惹かれてどうしてもほしくなりました。 |
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