1976年NIKEは通気性の良いシューズという事でNIKEでは初めてとなるメッシュスニーカーを発売しました。始めはUCLAカラー(紺黄)で発売されたのですが、当時ワッフルトレーナーが青黄だった事もあってかカラーリングを変更し、この黄橙のLD1000が登場してきました。
発売後すぐ時代的にもタグのロゴが筆記体からブロック体に変わったのでブロック体はよく見掛けますが、筆記体はかなり現存数が少ないです。ただこのシューズも幅広のミッドソールでズシンとした出で立ちから後に改良が加えられLD-1000→LD-1000V→LDVとチェンジしていく事になります。
自分は早々同モデルのUCLAカラーの方を手に入れてたのと、LD-1000Vがこのシューズと同カラーで所有していた事から、筆記体の同モデルにたまたま巡り逢えてもそれ相当の金額が出せずしばらく持っていませんでした。しかし仲間内の一人がこのシューズを格安で手放してくれた事もあり、やっとコレクションの仲間入りを果たせたのです。
実はこのシューズ、その友人が渋谷のショップで購入してた時も現場にいたので殆どDEADの状態を確認しています。ただその友人がその後鬼の様に普段履きしていたので随分汚れてはいましたが、元々最近までキレイだったものなので一度洗ったら汚れも結構おち多少復活しました。
LD-1000はこの鮮やかな色めからファンが多くそこそこ入手も難しくない事から今 でも人気シューズの一つです。 |
このシューズはLD-1000からLDVという両有名モデルの歴史の橋渡し的存在なんですが、入手当時はLDVの別注色だと思い込んでいたのでこのモデル名を知りませんでした。結局後にカタログや箱を発見し、LD1000Vという正式名が分かった訳です
。 LD1000は発売されてから人気モデルではありましたがシューズ自体が重かったりミッドソールが広がり過ぎてたせいか、もう少しフォルムを細くする必要がありました。そこでそのマイナス面を克服する為にこのLD1000Vを発売する事になったようです。ただこのニューモデルを発売したにもかかわらず、両商品が載ってるカタログがある事からLD1000も同時期に販売していた為、ユーザーが見分けがつきづらいという状態に陥ったそうです。
そこで分かりやすく色を一新して登場したのが後のLDVという訳です。その事実を知ってから自分のシューズを眺めているとある事に気付きました。それは、LD1000VがLDVに移行する間にカラーリング以外にも変更点があった事です。
元々LD-1000からLD1000Vに移行する時は言うまでもなくトゥのガードは変更されているんですが、ミッドソールの幅をスマートにした点を注目してください。実はLD1000VからLDVに変わった時も同様にさらにスマートになっているんです。分かりやすく3つ並べた写真もアップしますが、ここでもNIKEの向上心が見えまたマニア心をくすぐるので す。 |
皆さんもよく知りよく見ていると思います。LDVです。このシューズは友人がデッドで買ったものを譲ってもらいました。ワッフルソールの減りも殆どないのであまり履く機会は少ないのですが、なんと言っても黄色いボディーでアメリカ製は本当に綺麗に保つのは難しいですね。
このシューズはLD-1000→LD-1000V→LDVと進化している所謂LD系の最終系で、後に青橙も発売されました。当時はシューズの性能等で評価をされてましたが、あまりにも売れて数が多い為ことビンテージ好きからすれば「希少性」がなくちょっとつまらない存在です。
しかしNIKEを語るにはかかせないモデルなのでおさえておく必要があります(笑)。 |